気をつけたい女性ホルモンの乱れ - 女性と冷え性
女性ホルモンと冷え性の、深い関係
どうして女性には冷え性が多いのでしょうか?
その原因の一つとして、「女性ホルモンの乱れによる血行不良」があげられます。女性ホルモンは冷えに大きく関係しているのです。
女性には毎月、排卵と生理が定期的にやってきます。この排卵と生理の時期は、女性ホルモンが乱れやすくなる時期といわれています。また、妊娠中、出産、更年期、閉経などの時期にも、女性ホルモンは乱れやすくなります。こうした女性ホルモンのバランスが大きく変化する時期に、冷える女性は多くいます。
なぜ女性ホルモンの乱れが、冷えにつながるのでしょうか?
その理由は、次のような体のシステムがあるからなのです。
女性ホルモンが乱れると、自律神経も乱れてきます。これは女性ホルモンの分泌をコントロールする中枢が、自律神経中枢と同じ間脳の視床下部にあって、それぞれお互いに深く影響しあっているためです。
自律神経にはさまざまな働きがありますが、その中には「体温を調節する働き」もあります。女性ホルモンのバランスが崩れてしまうと、自律神経が乱れてしまい、それにより体温調節の働きが悪くなることもあり、血行不良になって冷え性を引き起こしていきます。
女性ホルモンって?
女性ホルモンの分泌をコントロールしている中枢は、間脳の視床下部です。ここでコントロールされている女性ホルモンは、女性の卵巣から分泌されます。
女性ホルモンには、「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の2種類があります。
卵胞ホルモン(エストロゲン):女性らしさのホルモン。
子宮の発育や子宮内膜を厚くする働き、卵を作る働きなどがあります。女性らしい体つきを作ります。また、コラーゲンや骨の生成を助け、新陳代謝を促進する働きもあります。
黄体ホルモン(プロゲステロン):妊娠のホルモン。
体温を高める働きがあります。受精卵を着床させ、妊娠を維持する働きなどがあります。
女性の体は毎月、とても精密なホルモンの調節システムによってコントロールされています。しかし、これら2つのホルモンは、ストレスを受けた時や生理、妊娠、閉経時などにバランスが変わりやすくなります。プロゲステロンとエストロゲンの分泌が正常に働かなくなると、自律神経も乱れ、血液の循環が悪くなって「冷え」を誘引していくと言われています。
女性の体も、心も、お肌も、女性ホルモンによってコントロールされています。 女性ホルモンの乱れを整えることは、大切なことだといえますね。
漢方で体質改善
現在、女性ホルモンの乱れから起こるさまざまな症状や病気に対し、現代医学では鎮痛剤、鉄剤、ホルモン剤などの薬物で治療を行っているようです。
しかし、こうした薬はその苦痛への対症療法にすぎず、そうした症状を引き起こしている体質を根本的に改善することはできません。
そこで、冷える原因を取り除いていき、 体に備わっている自然治癒力を高める「漢方療法」 に関心をもつ女性たちが増えています。実際に「漢方療法」を行い、効果を得たという人は多くいるようです。
女性ホルモンのバランスを崩したことが原因で起こる、体調不良(更年期障害、生理不順、イライラ、むくみ…など)に良いとされる漢方はたくさんあります。自分のタイプに合った漢方薬を上手に使って、女性ホルモンを正常に戻し、冷えを改善していきたいものですね。
なお、漢方は副作用も少ないので安全なものですが、あくまでも「薬」です。自分で判断した服用は避けた方がいいでしょう。



