食事 - 冷え性対策と改善法
「食事で冷えを治す」つもりで、自分の食生活を見直してみよう
冷えは、「血行の悪さ」が原因で起こりますし、また「熱を作る力が低下」が原因でも起こります。こうした「冷え性」を防ぐためには、運動などで血行を良くすることも必要ですが、「食事の改善」も必要のようです。 冷える体を改善できるように、食の対策を考えていきましょう。
中国医学には「医食同源」という考え方があります。
この漢字の意味の通り、「毎日の食事は医療と同じ行為」であり、「食べ物はからだを滋養する最高の薬」というわけです。私たちが毎日口に入れるものが、私たちのからだを作っているのですね。
漢方の先生が言うには、
「冷え性を自覚している人の食生活をみると、冷える食事を好んで行っているケースが多い」
そうです。
冷え性の方は、「食事で冷えを治す」つもりで、自分の食生活を見直してみませんか?
ここでは、「冷えないための食事法」をまとめてみました。
からだを温める「食品」と、冷えに効果がある「漢方」について紹介します。
冷え性対策の食事。その基本を押さえましょう
冷え性対策の基本的な食事法は、以下が基本です。
体を冷やす食べ物は、できるだけ避ける
「加工食品」や「夏野菜」、そして「アルコール類」は体を冷やすといわれています。
加工食品には、防腐剤、着色剤といった化学薬品、食品添加物が多く使われ、活性酸素を生じやすく、血管壁、細胞を痛めます。また、砂糖が多く使われていますが、砂糖(糖分)は血行を悪くして、体を冷やすはたらきがあります。さらに、タンパク質、脂肪も過剰傾向があり、体に必要なミネラル・ビタミンは不足傾向にあります。このように、冷える要素がたくさんあるものなのです。
また、暑い夏に採れる野菜や果物は、自然の摂理で「からだを冷やす」役割をもっているそうです。スイカ、キュウリ、ナス、トマトなどはできるだけ避けるといいようです。
飲み物では、アルコール類、コーヒーや紅茶には、体を冷やす作用があります。日本酒や赤ワインを温めて飲むのは、体を温めますが、飲み過ぎは良くないようです。
体を温める食べ物を、できるだけとる
寒い地方や冬に採れる食べ物には、体を温めるものが多いようです。野菜でいえば、にんじん、れんこん、山いも、ごぼう、かぶ、大根…などの根菜類を積極的に摂るようにするといいようです。
香辛料では特に、唐辛子、コショウ、生姜、ねぎ、にんにく…などが、体を温めるのに効果的とされています。
栄養バランスのよい食事を
冷え性対策の食事では、栄養のバランス良く摂ることが一番大切です。体を温める食べ物ばかりを摂っていては、栄養が偏り、かえって体を冷やしてしまうことにも。また、体を冷やす食べ物も、火を通して料理したりすることで、冷えない食に変えることができるそうです。
冷え性対策としてきちんと摂りたい栄養素は、次のようなものです。
大事なのは「良質のたんぱく質」。これと「ビタミンE」「ビタミンC」「ビタミンB群」をバランス良く摂るようにしましょう。あとは、「鉄」も忘れずに摂りたい栄養素です。
- 「ビタミンE」は、血行を促進する役割があります。
- 「ビタミンC」は、末梢神経の働きをよくする働きもあります。
- 「ビタミンB群」は、糖質やたんぱく質をエネルギーに変える役割をします。
- 「鉄」は、不足すると冷え性、貧血、低血圧になります。
食習慣を見直す
タバコを吸うと体温が下がるそうです。特に、頭皮と下肢の体温が極端に低下すると言われています。これは、たばこに含まれるニコチンが、毛細血管を収縮させるために、体温を低下させてしまうとか。タバコを吸わなくなった私の友人は、たばこをやめてから劇的に冷えは改善されたと言っていました。
また、冷たいビールは体を冷やします。空腹にビール!という習慣がある人は、注意しましょう。ビールを飲んで体が熱くなったと感じても、それは表面がほてっているだけで、内臓は冷えているものだそうです。アルコールには利尿作用がありますから、アルコールを飲んでたくさんの尿が出れば、体から熱を奪っていくことになり、そのぶん体は冷えてしまうそうです。アルコールは適量が、冷え性には大事なのです。



