生姜 - 冷え性に効く漢方
生姜の効能とは
漢方で最も私たちになじみのある生薬といえば、「生姜」ではないでしょうか。漢方の場合、「ショウガ」ではなく「ショウキョウ」と呼ぶのだそうです。漢方薬のおよそ半分もの種類に生姜が配合されていると言われるほど、生姜の薬効は広く活用されています。
漢方では、「生の生姜」と「乾燥させた生姜」でその働きぶりが少し異なると言われているようです。「太陽堂漢薬局」さんのサイトによると、こんな違いがあることがわかりました。
生姜(ショウキョウ)
ナマの生姜の状態をこう呼びます。これは私たちにおなじみの生姜そのものです。
乾生姜(カンショウキョウ)
ナマの生姜を乾燥させて1/3~1/4にしたものです。
乾姜(カンキョウ)
生姜を蒸してから乾燥させたものです。生姜の皮を剥いで熱湯に浸し、澱粉質を糊化して乾燥します。
生姜全般の効能
「漢方がん治療を考える」というブログの中に生姜についての効能が紹介されていましたので、参考にしてまとめてみました。
熱産生作用
生姜の成分ジンゲロールは熱産生成分といわれ、生姜には冷えを改善するはたらきがあります。
吐き気止め作用
乗り物酔い、妊娠のつわり、吐き気、抗がん剤による吐き気に対する有効性が報告されているそうです。
健胃・整腸作用
刺激作用によって、胃の働きを活発にして、消化を盛んにします。
抗炎症作用・鎮痛作用・抗酸化作用
痛みの軽減などが認められているそうです。また、食肉製品の腐敗防止や肉の賞味期限を延ばす効果も知られています。
抗動脈硬化作用
生姜は血小板トロンボキサン産生を抑え、血小板の凝集を抑える効果があります。また排泄を促進し、吸収を阻害することでコレステロールを低減させます。
抗菌作用
様々な病原菌に対して抗菌作用があるといわれています。
乾生姜・乾姜の効能
生姜全般については、上記のような効能がありますが、「太陽堂漢薬局」によると、その中でも乾生姜・乾姜の効能には次のような違いもあります。
乾生姜:胃の働きを良くし、嘔吐の改善、肺に作用して咳をとめるという効果が強い。
乾姜:「冷え」を除き、新陳代謝を促進。血行不良や咳嗽の改善を目的にした処方に使われる事が多い。
体を温める作用は生姜すべてにありますが、生姜よりも乾生姜、乾姜と、より強力になっているそうです。これは、乾燥や蒸すことで成分が「濃縮」されているから…なのだとか。
風邪をひいたら「ショウガ湯を飲め」とはよく言われてきましたが、生姜はまさに「医」と「食」に役立つ、マルチな食品だといえますね。



